ドルコスト平均法をFX取引に利用

株式取引ではよく「ドルコスト平均法」という手法の採られることがあります。ドルコスト平均法というのは、定期的に「一定の金額」で商品を購入する手法のことです。他方、定期的に「一定の量」の商品を購入する方法もあります。

●定額購入のメリット
定額購入が利用されるのは、保有商品の平均単価を低くできるからです。それによって、為替相場の下落における損失を抑えられ、少ない価格の戻りで損失が消滅する、というメリットを得られます。そのメリットがFX取引でも利用されています。

●購入単価が下がる実例
例えば、定額購入と定量購入では通貨の平均購入単価が以下のようになります。
・通貨ペア:米ドル/円
・購入月:毎月
・購入金額:定額購入1万円、定量購入100ドル

仮に、各月の為替価格が以下だったとします。
・1ヶ月目:100円
・2ヶ月目:98円
・3ヶ月目:104円
・4ヶ月目:102円
・5ヶ月目:97円
・6ヶ月目:95円

①定額購入:購入合計額60,000円
・1ヶ月目:100.00ドル
・2ヶ月目:102.04ドル
・3ヶ月目:96.15ドル
・4ヶ月目:98.03ドル
・5ヶ月目:103.09ドル
・6ヶ月目:105.26ドル
購入総ドル数:604.57ドル
平均購入単価:99.42円(60,000円÷604.57ドル)

為替が1ドル:100円だと、1万円で100ドル購入できます。98円に下がると102.04ドル購入でき、104円に上がると96.15ドルしか購入できません。このように、価格が高い時は少ない量、安い時は多くの量を購入するため、取引期間が長くなるほど1通貨の購入単価が低くなっていきます。

②定量購入:購入合計額59,600円
・1ヶ月目:100ドル(10,000円)
・2ヶ月目:98ドル(9,800円)
・3ヶ月目:104ドル(10,400円)
・4ヶ月目:102ドル(10,200円)
・5ヶ月目:97ドル(9,700円)
・6ヶ月目:95ドル(9,500円)
購入総ドル数:596ドル
平均購入単価:100.00円(59,600円÷596ドル)

定量購入の場合は1通貨単価が100円のため、為替が100円を下回ると損失が発生します。一方、定額購入の場合は1通貨単価が99円42銭のため、99円42銭までは損失が生じません。また、為替が101円になった場合、単価が100円では1円しか利益が出ませんが、単価が99円42銭だと1円58銭の利益が出ます。

ちなみに、定額購入は為替が上昇を続けるトレンド相場の場合は購入量が減るため、利益が取りにくくなる面があります。ただ、FXは一定の価格の範囲で為替が上下動するレンジ相場が多いため、それほどのデメリットにはなりません。

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